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スローフード運動は1986年、北イタリアの小さな町で生まれました。それは三つの指針を定めています。
1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。 |
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シンボルマークのカタツムリのようにゆっくり生き、ゆっくり感動しながら味わい、ゆっくり考えながら行動する21世紀型の生き方そのものを提唱、広げて行こうとするものです。また、経済優先、効率優先、成長優先であった20世紀を見つめなおすものです。
日本でも郷土食や地方の特色ある野菜などの食材や日本酒を改めて見直そうというこの運動が各地で起っています。
私たちLPガス業界も「食」への関心をもっと持って頂きたいと、日頃よりご提案を続けています。しかし、「目新しさ」、「掃除のしやすさ」、「手軽感」などから電気の調理器を選ばれるお客様が増えています。これらはすべて料理本来の「おいしさ」「栄養」とは関係がない要素ばかりです。
食材や種を発掘、保存して行こうという運動、それら貴重な種を保存供給してくれる「小さな生産者を保護する運動」、ファーストフードに慣らされて失いかけている感性を再発見する「味覚教育」を各種食材の試食会や講演会などを通して普及させようとするスローフードの思想と私たちLPガスがご提案している「炎がみえる食生活」はまさに合致するものと思います。
これからもスローフード運動に注目していきたいと思います。 |
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