エコロジーについて
エルピーガスは、クリーンエネルギーです。言葉では簡単ですが、ちょっと深く掘り下げて観てみましょう。 環境問題で話題になるのは、おもに排出ガスのことなどですがLPガスが完全燃焼すると、二酸化炭素、水が発生します。もちろんそれだけでは有りません。ほんとうは、炭化水素(
HC )、窒素酸化物(NOx)などがでます。 しかしその量はLPガスは他の燃料に較べ極めて少量です。
(じゃなきゃキッチンでガスつかわないでしょ!)
じゃあ、ガスを使わない電気のコンロはもっとエコロジーじゃないのって言う人も多いしそんな広告も目につきます。ところが、よーく考えてみると電気を作るためには私達が考えている以上の燃料をガンガン燃やして環境破壊してるのです。
電気の調理器のもっともすばらしいと言われているのはIH(あいえっち)と呼ばれている電磁調理器です。その効率は90パーセントといわれガスの調理器の(いわゆるガスコンロの)40パーセントをはるかに超えるスグレモノです。 でもこれでもエコロジーではない理由は実は、発電システムとそれを送電するシステムに大きなもんだいを抱えているのです。
現在主流の火力発電を例にとると、発電所で燃料を燃やして蒸気タービンで電気にかえると、その熱効率が40パーセント(自動車のガソリンエンジン30パーセント、船舶用ディーゼルエンジン50パーセント)です。おまけに60パーセントの捨てた熱によって熱公害をひきおこし、そして、発電機の効率が95パーセントそのままでは効率的な送電ができないので、効率99パーセントの変圧器を数回使って22万ボルトに高めて送電して、受電したら20万ボルトでロスが10パーセント、さらに交流100ボルト(または200ボルト)まで落として、やっと家庭で使用している現実があるからです。 では計算してみよう!
0.4×0.95×0.9×0.99×0.99×0.9×0.9=0.27
電気で調理する最高のマシンでさえせいぜい27パーセント位の効率なのである。
ガスはどうかと言うと、もともとボンベ、配管を通って100パーセントで供給されて、器具(コンロ、給湯器等)で熱に変換され、コンロで40―50パーセント、給湯器で70パーセントの効率です。おまけに、最近ではもっと効率の良いガス機器が開発されてます。
宣伝ではIHヒーターは高効率で、、、ガスは低効率。なんて書かれてますけどもう騙されません。
結論! ガスは、電気より環境にやさしい!
ついでに、電磁調理器には恐ろしい秘密が隠されているのです・・。と言う話はまたこんど。
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