LPガスは、常温常圧の下では気体ですが、加圧または冷却すると液化します。液体になると気体の場合とくらべて体積は約250分の1になります。このため、LPガスは持ち運びが便利であるという特徴があります。
わたしたちの暮らしをみても、家庭用の燃料以外に、ガスライターやカセットコンロの燃料、登山やキャンプ用の燃料として、その特徴を活かした使われ方をしています。硫黄分が少ないため、直接加熱が必要とされ、仕上がりの美しさが求められるガラス加工、陶器制作などの場合でも使われています。
その他、食品加工や熱気球の熱源などの幅広い分野でも利用されているほか、最近では長野オリンピックの聖火やトーチなどにも利用されました。また、環境への負荷が少ないため、フロン代替スプレーの噴射剤やLPガス自動車の燃料として利用が注目されています。 |