燃料電池(fuel cell)のお話
今回は、FCの話です。 って言ってもFCってサッカーの話?なんておもったかもしれないけど、実は、これ燃料電池(fuel
cell フューエルセル)の事なんです。なんでプロパンガスのところで電池の話がでてくるのって思いでしょうがこれが実はプロパンガスにも深―く関係のあることなんですねえ。
一般的に電池と聞くと懐中電灯に入っているやつとか携帯電話使うときに充電欠かせないやつ、ちょっと大きくは、自動車に積んであがると困るもの・・っていうイメージ有りますよねえ。でもここでいう燃料電池はそういうのとちょっと違うこれからの人類を、地球を、環境を救う期待の星なんです。
前置きが長くなりましたが、まず電池の話から。 さっきいった種類の電池は一般に化学電池といいます。先ほどの例でいえば電池の中で化学物質が反応して放電する奴つまり懐中電灯なんかに入っている奴を一次電池、反応した物質をまた外部からの電気によって生成物と反応物を行ったりきたりさせながら充放電させる奴つまり携帯電話に使われてるものとか自動車のバッテリーみたいな蓄電池を二次電池といいます。
そして肝心の燃料電池は酸化剤と還元剤を電池に入れて反応させることで電気を取り出すというどちらかといえば発電システムみたいなものなんです。
??酸化剤??、還元剤???ちょっと難しければ具体的に酸素、水素です。これが反応すると電気が(だけじゃないけど)発生します。 ここまでくると「なんか知ってるような!」っていう人多いと思います。そんなあなた!水の電気分解思い出したでしょ? ピンポーン!!
ソーなんです!それを思い出した人大正解!理科の成績よかったでしょ!?じゃあまず燃料電池の話やる前に水の電気分解の話やりましょう! 簡単にいえば水に(実際は酸性水溶液)プラスとマイナスの2つの電極いれて電気を流します。するとあら不思議二つの電極から泡がぶくぶく、それぞれの気体をとりだしてみたら水素と酸素でした!って話ですね。これが水の電気分解。 では本題の燃料電池はっていえばその反対をやるんですねえ・・! つまり水素と酸素を燃料電池に送り込んで反応させて水と電気を作ってしまおうって事です。
そしてここでやっとでてくるプロパンガスの話!実はプロパンガスは水素がたーくさんでできているんですねえ!ちなみに化学式で書けばC3H8
水素はたんまりあります。とにかくこれは超好都合!なにせ酸素は空気中にたんまり有るしこれを利用しない手は有りません。おまけに(これがまたミソ!なんだけど)この燃やさずに電気を作る反応には重要なおまけもついてます。
それは、熱を発生してしまうんです!!!これ、結論だけ言えば、発電の効率で40パーセント、熱エネルギーとして40パーセントつまり合計80パーセントの超高効率な熱電供給装置なんです!!!!!
では、ここで燃料電池の主な特徴をまとめてみましょう。
・二酸化炭素を発生しない
・エネルギー変換効率が非常に高い
・熱を発生する
・騒音を発生させない
賢明な皆様はもうお分かりでしょう!これこそ一家に一台理想のエネルギー発生装置!手塚治虫先生も想像できなかったかも! なんせ今までガンガンボイラー焚いて二酸化炭素出して発電してたのにこれなら燃やさず(二酸化炭素出さずに!)静かに(なんせタービンみたいな動く部分がないから)反応させて電気を発電させてその上発生した熱を利用してお風呂にも入れちゃう!!! さらにこれが普及すればロスの多い今までの一局集中型の発電にこれ以上頼らなくていいかも! またそれによりこれ以上高圧配電線を増やさず電磁波による電磁波被爆から人類をすくえるかも!!!
もちろん京都議定書での二酸化炭素削減目標も楽々クリアー!地球温暖化問題もこれで解決?!海抜0メーター地帯の地価も上がって一気に不況脱出!
これは一粒で二度おいしい(ちょっと古いかな?)なんてもんじゃない!
実際にいろいろな研究機関で実用化試験が行なわれています。一部では来年にも発売予定しているところがあるとも聞いています。みなさんもどうぞ燃料電池に注目して下さいね!
本日はこれにて終わりとうございます。
バイチャ!
(今回はレトロなギャグでまとめてみました。)
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