どこ? 何から? LPガス
現在原油の価格の高騰でガソリンやら灯油やらの値段が高騰してます。なぜ原油の価格が高騰しているのかは皆さんも新聞やテレビで取り上げられているように、やれ中東情勢やら、中国をはじめとする途上国(?)の需要の強さに引っ張られているやらいろいろな説があります。この価格高騰にもちろんLPガスの価格も例外ではありません。理由を探っていきましょう。
LPガスは、liquified petronum gasの略で日本語だと液化石油ガス(ガスは外来語ですが)です。これをガス成分から見ると、LPガスは、天然ガス、ガソリン、灯油、軽油及び重油と同じ「炭化水素類」に属します。炭化水素とは、炭素(C)と水素(H)との化合物を言います。
天然ガスは炭素数が1〜2の炭化水素であり、LPガスは炭素数が3〜4の炭化水素で、いずれも常温・常圧ではガスです。もっと詳しく言えば、炭素数3のものはプロパン、炭素数4のものはブタンと言われています。また、炭素数はガソリン、灯油、軽油、重油の順に増え重い成分となって、これらは常温・常圧では液体です。
LPガス・原油・天然ガスなどの化石エネルギーは、太古より太陽の恵みを受け繁殖した動植物が地中に埋没し、長い年月を経て分解され、地層の背斜構造(山の形になった部分)に蓄積されたものです。また、石炭は樹木が水中で炭化したものです。
LPガスは、次の方法で生産されます。
1. 採掘された原油の中にあるボイルオフガスを分離・抽出
2. 採掘された天然ガスの中にあるコンデンセートガスを分離・抽出
3. 石油精製過程等で生成されるものを分離・抽出
つまりプロパンガスは、やっぱり石油製品なんで原油の価格高騰とは無縁ではいられないんですねえ。ちなみに日本では、消費量の80パーセントちかくを輸入に
頼っています。相手先はクエ−ト、アラブ首長国連邦、インドネシアなどからです。
(もちろん、価格これ以上上げないでね!!!よろしく!!)
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話が何か暗くなったのでここでちょっと視点をかえてちょっといいことを発見!
プロパンガスは 『原油採掘や、その石油精製の時、天然ガスからの分離などあらゆる所で生産が出来るリサイクルの省エネ燃料』と言う素晴らしい側面も理解頂けると思っています。
う〜ん! 今回はどうも話がまとまりませんでしたがお許し下さい。
エナジー講座10
次回をおたのしみに♪ |