コージェネレーション
今回の話題はコジェネです。コージェネレーションとかコ・ジェネレーション、コー・ジェネ、cogeneration。いろいろな書き方で表現しましたけど、みんな同じものです。
とりあえずここでは「コジェネ」としておきます。
最近少し話題になっているのでひょっとしたら聞いたことあるかもしれません。言葉の意味は「ついでに発電する」くらいに思ってもらえばいいと思います。でもこの「ついでに」っていうところが地球の温暖化を防いだりするこれからの環境問題を解決する大事な所なんです。
ここでエナジー講座「エコロジーについて」の所を思い出して下さい。私たちの生活に電気は必要なものです。ところが電気を作るって簡単にできません。たくさんの燃料を燃やして発電しその効率は約35パーセント! 残りの65パーセントどこやったの? って言う話でしたよねえ。というわけでこのコジェネの登場です。
さっきの話で、コジェネって「ついでに発電する」ことって言ってましたよねえ。
また発電所では65パーセントどっかに捨てて電気作ってますって言いましたよね。ここでやっと話がつながってきました。つまり、「燃料のポテンシャルを最大限に活かして活用する技術」ということです。もうちょっと説明すると「今まで捨ててきた熱エネルギーの有効利用が出来る技術」でもいいかもしれません。
具体的には、燃料電池、ガスタービンによるもの、ガスエンジンによるもの、いろいろあります。でも原理は一緒です。燃焼させるなり、化学反応させるなりで発電して、同時に出る熱を利用して給湯したり暖房に使ったり、実はすでに商業施設(旅館、飲食業、温水プールなどのスポーツ施設、病院)などでは実用化されています。そしていよいよ私たちも利用できるコジェネの機械も発売されています。現在家庭用に生産されているものは、プロパンガスを使ったエンジンとそれとつながる発電機、廃熱を回収する装置と熱(お湯)をためておくタンクで構成されていて、ガスエンジン(排気量160ccのエンジン)でプロパンガスを燃焼させてエンジンを回し、発電機で発電するエンジンの燃焼に伴って発生する熱を回収してお湯を沸かしたものをタンクにためて、お風呂や暖房などに利用する。そして、もちろん、発電した電気は家庭で利用する。といったものです。
これで本来35パーセントでしかなかった効率を、廃熱利用で約80パーセント近くまで上げられ、またこうすることで現在の発電所の負荷を下げられて、また燃やしているのは最も二酸化炭素の発生の少ないものの一つであるプロパンガスであるので、地球にやさしい!
是非、皆さん買って下さい! 国からも補助がでます。
では、青い地球の未来の為に『ついでに発電』をよろしく!!!!
エナジー講座9
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